2017-04-30


● 句集『フラワーズ・カンフー』(ふらんす堂、2016年)が刊行されました。
● 主な取扱書店をリストにしました。
● 近くに取扱書店がない方のために、内容を詳しい写真つきでご紹介します。
書影&書店のリストを見る

2017-04-26

緑のある本屋さん(4)



栃木県益子のハナメガネ商会は素敵な庭のある本屋さん。扱っている書籍は恐ろしくキュートなラインナップで攻めています。店内も気持ちの良い趣き。


こういう庭を見ると、京都で過ごした大学生の頃を思い出します(女3人で町家を借りて住んでいた)。これ、自分で手入れするのけっこう大変なんですよね。枝を切ったりとか、蜂の巣をとったりとか。実際にはなにか困ったことがあるたび、サーファーだった大家さんを呼んで全部やってもらっていたんですけど。


あちこちの本屋さんがネットで『フラワーズ・カンフー』を宣伝してくださっているのを知るたびに感謝の気持ちでいっぱいです。ただツイッターもフェイスブックもやっていないので、全然シェアが追いつかないのがざんねん。自分のことだからではなく、びっくりするくらい素敵な本屋さんがこんなにあるんだよって部分を多くの方に伝えたいです。

2017-04-24

緑のある本屋さん(3)



広島県廿日市のホリデイ書店も、最初に目にしたのがイキモノとしての植物が窓辺にあるツイート写真だったせいで、ああ、こういう雰囲気好きだなあ、と。

しかしカフェも飲めるし、色んな講座もやっているし、町の本屋さんってほんと変わりましたね。〈場〉の境界設定を書き直したというか、日常生活を組織し、新しいかたちのコミュニティを作り上げる〈総和的空間〉になったというか。

ちなみに4月29日(土)は午後5時から「本屋について語りつくそうin はつかいち」が開催される予定。古本・本屋界隈ではつとに有名な、中四国のBOOKスポットを回りつくし、来訪先でしゃべり倒してきた「吉備川辺亭」こと高原康秀さんのトークライブです。今まで訪れたBOOKスポットのあれやこれや、さらには本屋のこれからを熱く語ります。参加費は無料(1ドリンクORDER:500円)。

2017-04-23

緑のある本屋さん(2)



インテリアとしての、ではなく、イキモノとしての植物&本屋さんの話のつづき。

東京は弥生坂にある緑の本棚は「夜景さん、こういう感じお好きなんじゃなくて?」と人から教えてもらった本屋さん。はい、好きです。なかでもここの植物は、ちゃんと販売されているところが画期的。



そうそう、緑の本棚も奥はカフェになっています。つい先日も「ドラゴンフルーツのダイスカットアイスとグラパラリーフのメニューを試作中」なんてツイートがあったりして。こんな場所に足を踏み入れたら鉢を選んだり、サボテンを食べたりするのに忙しくて本を見る暇なんてないのでは?と一瞬思ってしまいますが、緑の本棚には当然ながら植物関係の本が多いので心配は無用みたいです(お財布の中身の心配は、多少、ある)。

2017-04-22

緑のある本屋さん(1)



週刊俳句に創刊10周年を記念する作品を寄せています。タイトルは「そらなる庭に ピエロ・デラ・フランチェスカによせて」。桑の花ってまだ現実で見たことがないのですけど、あの姿で、どんな香りなんでしょう。桑の木のある庭がほしい。それにしても10年間いちども休まないって、リアルな週刊誌でもないことですよね。なんでそんなにうまくいっているのか(いちゃもんでは、ない)。

いきなり話は変わって、もしかすると見当違いのことを書くかもしれないんですが、本屋さんとおつきあいするようになって感じるのが、今の日本の本屋さんというのが植物とすごく親しいんだなってこと。15年くらい前はレンタルっぽい観葉植物とか、高価な鉢植えとか、いわゆる〈家具としての植物〉ばかりだったのに、最近は店内で犬を飼っているみたいな感じで、気心の知れた植物に囲まれている。



愛知大学の近所にあるMERCY'S books & postcardsも、窓に見える緑のカーテンや、中央に置かれた植物がたいそう寛いだ雰囲気(店内はカフェにもなっています)。そしてMERCY'Sの特別に素敵なところは、その店名からわかるように、本と絵葉書を一緒に売るといった発想。変な話、本を買うと、絵葉書も欲しくなりますよね。あれ、ほんとうに奇妙な現象です。新しい本を買うと期待や想像の羽がちぎれんばかりにはばたきだしますが、もしかすると想いをのせた絵葉書は一枚の羽の代わりみたいなものなのかもしれません。

とにかく一見なんてことないこのアイデアを、コンセプトとして明確に意識している本屋さんはあまりないから、それだけでもMERCY'Sは斬新。近郊にお住まいの方は遊びにゆく価値アリです。

2017-04-20

よそのジャンルの歌のこと。


復活祭のバカンス。時間がたっぷりあるので、拳譜を眺めています。

拳譜とはその門派の歴史や伝承、さらには招法(技と戦術)の名称や秘訣などが記された伝書のことで、招法については大雑把にいって2種類の記譜法があるんですね。これ、別の言い方をすると、オモテ用(一般)とウラ用(奥義)ってことなんですけど。

オモテは図による説明。



他方ウラは歌になっています。これだと暗唱に良く、かつ師から口伝を受けていない者にはちんぷんかんぷんです。たとえばブルース・リーの学んだ詠春拳の四言歌訣は、こんな感じ。



ウラは原則として門外不出(というか拳譜自体が元来そういうものなのですが)。ネット時代になっていきなり閲覧・研究の敷居が下がりました。実際に習得するわけでなくても、いろんな流派の歌を知るのはとても面白い。ちょっと俳句の方の参考になったりして。

2017-04-17

松風の効用


初夏のきざしが見えだすと、屋内からレバノン杉のある屋外へ移動して身体をうごかす。レバノン杉はスギ科ではなくマツ科の植物。その葉が風にこすれる音は、波の音とまったく同じ瞑想効果をもらたすのだ。

心地よいノイズに没入すると、心と身体とがふわっと抱き合って、じぶんの存在している感触が愉しい。

演武は淡として古意に合ふこと。


2017-04-16

家庭の事情



夫の知人は出張のたび、その町の大学のマグを買う。本当はもっと変わったものも買いたいのだが、なにぶん旅の多い仕事で、そのたび土産と称していろんなものを持ち帰ると、伴侶に「家が散らかる」と難色を示されるらしい。そんな中、いつでも受けが良いのが大学オリジナルグッズのマグなのだそうだ。

写真は、夫がその知人とカリフォルニアで会ったときに「この町、すごく良いのがあるんだよ!」と親切にも売り場まで連れていってくれたというマグ。